師匠:四十歳を過ぎて陶芸を始め、女魯山人と称されるまでになった新進女流陶芸家・仲谷春子
弟子:陶芸を通して様々な事を学んで行く三十路嬢・三枝優子
この会話はフィクションであり、実在の人物とは何ら関わりはございません。
No.10 東京国立博物館
弟子:ルンルン♪~♪ d(⌒o⌒)b ♪~♪ルンルン
今日は、お師匠さんに誘っていただいてとても嬉しいです。
師匠:優子さんにそう言っていただくと私も嬉しいわ。
でも、入場券はご自分で買ってね!
弟子:Σ( ̄ロ ̄lll)
あッ、お師匠さん。
やっぱりそうでしたか。
師匠:フフフッ。
今、国立博物館では、台北国立故宮博物院の至宝を展示しているの。
これと併せて、東洋館などでも官窯青磁が見られるから楽しみにしてね。
弟子:はい!
藍地描金粉彩游魚文回転瓶(らんじびょうきんふんさいゆうぎょもんかいてんへい)
景徳鎮窯 清時代・乾隆年間(1736~1795)
美の極み、乾隆粉彩の回転瓶
内瓶を回転させると、典雅な金彩が施された外瓶の窓から魚が泳ぐ愛らしい文様がのぞく仕組みです。絵画のように繊細で優美なその文様表現は、西洋の無線七宝の技術に基づいた賦彩(ふさい)法「粉彩」によるものです。趣向を凝らした乾隆官窯の名品です。
弟子:凄いですね。現代でもこれ程の物を作るのは難しいでしょうに。
お師匠さん、ここ、撮影禁止ですからまったく紹介出来ませんね。
………( ̄∇ ̄)
師匠:フフッ、じゃぁ、別館を紹介しましょう。
上 ヤマネコ土偶(縄文時代中期 前3000~前2000年)
顔が山猫に似ていることからこうした愛称で呼ばれている。
中 みみずく土偶(縄文期後期 前2000~前1000年)
盛り上がった髪形は櫛を挿している様子を表しているといわれている。
下 遮光器土偶 (縄文期晩期 前1000~前400年)
土偶といえば、これを連想するほど有名な土偶。雪原の照り返しから目を守るイヌイットの遮光器に似ているところからこの名が付いた。
弟子:ヽ(∇⌒ヽ) (ノ⌒∇)ノ
ワ~イ、教科書で見たような土偶がありますよ。
師匠:福島で見た火焔土器には負けるけど、この縄文土器も立派ね。
弟子:(^-^*)(..*) ウンウン
素晴らしいデザインですね。
弟子:(*´∀`)クスクス
お師匠さん、埴輪たちが楽しそうですよ。
師匠:今にも歩き出しそうね。
弟子:。。。(ノ><)ノ ヒィー
こわいー。
師匠:あらっ、大魔神みたいね!
古すぎて知らないかしら? (笑)
でも、大魔神よりも可愛い顔をしているわ。
弟子:すごーい!
こんな大きな物、どうやって焼いたのかしら?
焼いてから組み立てたのかしら?
師匠:東洋館の官窯青磁も紹介したかったけど・・・、 沢山ありすぎてとても無理ね。
実物を見るのはとても勉強になるわね。
弟子:(^-^*)(..*) ウンウン
お師匠さん、今日はとても勉強になりました。
ありがとうございました。<(_ _)>