東京都・八王子市オオルリ陶芸会のブログ

八王子市生涯学習センター川口分館で陶芸を楽しむサークルです。 1998年から活動を始めました。 私たちのつたない作品や活動の様子を綴ってまいります。 このブログで、陶芸の魅力や面白さが少しでも伝われば幸いです。

師匠と弟子の会話  No.8 器のリニューアル

参考になれば・・・

師匠:四十歳を過ぎて陶芸を始め、女魯山人と称されるまでになった新進女流陶芸家・仲谷春子

弟子:陶芸を通して様々な事を学んで行く三十路嬢・三枝優子

この会話はフィクションであり、実在の人物とは何ら関わりはございません。

 

No.8 器のリニューアル

 

弟子:(*-゛-) ウーン なかなか落ちないないな~。
   もっと綺麗に落としたいんだけどなぁ~。

師匠:どうしたの? 優子さん。
   何をそんなに擦っているの?

弟子:あッ、お師匠さん。
   実は、この湯飲み茶碗の底を見てくださいよ。
   カビが生えちゃって黒く汚いからハイターで擦っていたんです。
   このお湯飲み、私すごく気に入ってたんですよ~。
   なのに、こんなになってしまって・・・。

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師匠:あらっ、ずいぶんと黒くなってしまったわね。
   でも、それで擦っても落ちないわよ。

弟子:(^ ^?) エッ?
   そうなんですか?
   じゃぁ、どうすればいいんでしょう? 

師匠:例えば、キッチンハイターで落とすのであれば、しばらく浸けておくことね。
   でも、もっと綺麗に落とす方法があるのよ。

弟子:エッー?
   それはどんな方法なんですか?
   教えて、教えて? o(゚ー゚*o)(o*゚ー゚)o ワクワク

師匠:それはネ、ヒソヒソ。

弟子:(^-^*)(..*) ウンウン

師匠:みんなも聞きたがっているわよ。

弟子:(^。^;ゞ ハハッ、そうでしたね。
   聞いてみれば、な~んだって方法ですね。
   素焼きをすれば良いんですか。

師匠:そうよ! その方が簡単でしょ。

弟子:確かに!
   もう一度、焼いてしまえばカビも死んじゃうんですね。
         でも、何で素焼きなんですか?
   本焼きではダメなんですか?

師匠:ダメって訳ではないんだけど、カビを取るだけならどちらでも構わないんだけどね。本焼きでは色が変わってしまう可能性があるのよ。
   その点、素焼きなら色も変わらないし、カビ痕は綺麗に消えるわよ。

弟子:そうか。(^-^*)(..*) ウンウン
        じゃあー、早速焼き直してみます!

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弟子:ヾ( ̄∇ ̄=ノ バンザーイ♪
   お師匠さん、綺麗になりました!

師匠:良かったわね。。
   新品みたいでしょ。

弟子:はい、見違えるようになりました。
        ほら、中まで焼き上がった時のように綺麗になってます。
        <(^。^)> エッヘン
  
師匠:でも、大切なことは、カビを生やさないように手入れをしっかりとすることよ!
  
弟子:(^-^*)(..*) ウンウン はい、そうでした。
   以後、気をつけます。
   φ(。。* ) メモシテオコウ